タマネギ:6月下旬〜3月中旬
抗酸化性に優れ、動脈硬化や糖尿病の予防に効果が期待できる成分「ケルセチン」が従来の品種より豊富。糖度も高く、加熱調理向きのタマネギです。ローストすると煮詰めたように甘みが凝縮され、驚きのおいしさに。期待高まる機能性野菜の一種です。
【名前の由来】
福島の農業に多大な功績を残した、斉藤万吉さんから名前を頂きました。また、郡山の農業を支える生命線となった安積疎水を開拓した新政府軍の名士達が、親しみを込めて「大久保どん」「西郷どん」と呼ばれたことから、斉藤万吉さんにも敬意を込めて「万吉どん」と命名しました。
成分では、糖度が高い値を示した。味覚センサーでは、塩味と渋味刺激が高い数値となった。これらから、一般的なタマネギと比較して風味がよく、糖度の高さと塩味があいまってとても甘く感じられると考えられる。
タマネギの抗酸化成分として有名な、ケルセチンというポリフェノールの一種は、糖が結合した構造となると体内に吸収しやすくなることが知られている。
糖度が高い万吉どんは、スープやカレーなどのような煮汁も一緒に食べる調理法でいただくとよりケルセチンを吸収しやすく、揮発性の刺激が飛んで、より甘みを楽しむ事ができるだろう。