郡山には土地を象徴するような野菜がない
ならば自分たちで創り上げよう

郡山は、ミネラルが豊富で保肥力の高い粘土質の土地や、清らかな水、澄んだ空気など、農業に適した環境を有し、質・量ともに全国トップクラスの米の産地として知られています。この地質をさらに活かし、野菜でも郡山ならではのブランドを育んでいきたい。そんな想いから、「郡山ブランド野菜」の選定が始まったのは2003年のことでした。年間数百種類を育て、まさに野菜を知り尽くした“目利き”である生産者メンバー達が、安全性はもちろんのこと、それ以上においしさで選ばれるような野菜作りに日々奮闘しています。

1年に1度、数百の中から、
たった1つ選ばれる珠玉の野菜

人参1つにしても、実は300〜400もの種類があります。その中から、野菜の持つおいしさ・栄養価・個性・郡山の土地や気候との相性などから品種を選定し、栽培方法を研究。新しいブランドになりうる品種を1年に1つずつ選び出し育成しています。

昔から地元に根付いてきた伝統野菜ではなく、自らの力で数百の中から1種類を選び出すという、藁山の中から針を探すようなこの途方もないプロジェクトは、長年農業に携わってきた農家であり、種を吟味するプロフェッショナルであるメンバーが、その経験や知見を惜しみなく活かして取り組んでいるからこそできること。ただの野菜ではなく、数百分の1の選ばれし人参、サツマイモ、キャベツ…。それが「郡山ブランド野菜」なのです。