インゲン : 6月上旬〜10月下旬

甘みと、インゲンらしい風味、サクッコリッとした小気味良い食感を合わせ持ち、料理の脇役から主役にもなれるインゲン。サイズが小ぶりであるため、フレンチなどのお皿にも美しく映え、使いやすいとシェフからも人気を集めています。

【名前の由来】

郡山の方言で、「いんげん」のことを「ささげ」と呼びます。加えて、かわいらしい小ぶりなサイズであることから、愛着を込めて「ささげっ子」と名付けました。

ささげっ子生産農家 熊田 吉秀さん

【総評】 成分では、硝酸イオン含量の低さとビタミンC含量、抗酸化力の高さが目立つ結果となった。
硝酸イオン含量が低いということは、根から吸収された硝酸イオンが植物体内でアミノ酸にしっかりと変換され、糖やビタミン、抗酸化作用を持つ物質として実に充分蓄えられていることの証である。
味覚センサーでは塩味、旨味コク、酸味が多く検出された。塩味と酸味は甘さの隠し味となり、特に酸甘のバランスがとれているとまろやかな甘さとなる。
両検査のデータは、まろやかな甘さがあり、充分に発育した実はしっかりとしていて歯ごたえも良いという、ささげっ子の実際の食感を裏付けるものである。